ねむりんです
先日初めてフィギュアへの「塗装」をしました!
そう、ぷらんたんで一生懸命つくられた、守護怪獣アマビヱの塗装です!
おえかきしたり、ぬりえしたりするのは好きな子供でしたが、フィギュアへの塗装はやったことがなく、「わたしにできるだろうか…?」と少々不安な気持ちでスタート。
まず最初に驚いたのは、塗装をする前の工程!
えっ?!そのまま塗っちゃダメなの?!
「ガレージキットの表面にはシリコン型から外すときの剥離剤が付いてるので、そのままで塗装できません。
油汚れの洗剤を吹いて30分くらい浸け置きした後に、食器洗剤とブラシなどで細かな部分までよーく擦って剥離剤を剥がすのだ」
ふむふむ。女の子のメイクでいうところの、メイク前の洗顔か。ゴミや余計な油汚れを落とすんだな。なるほど。
タワシでごしごしする作業から入ることに驚き。
しかも、結構念入りにゴシゴシしないととれないらしい!
この作業を怠ると、せっかく時間をかけて塗装してもすぐに剥げてしまうそうで、そりゃいかん!と思いとにかくゴシゴシゴシゴシ…
洗った後は、サーフェイサーという下塗りスプレー(きっと女の子のメイクでいうところの下地クリームかな)を吹いて乾かして下準備!
「食器乾燥機があるとサーフェイサーや塗装の乾燥を抜群に早めて、模型製作の時間をグッと早めるので、プラモデル作る人などは必ず使っています。Amazonで数千円程度です。」とのこと!
なんとこの機械、食器等を乾燥させることも出来るらしい!素敵!
サーフェイサー乾燥したあとは、いよいよ塗装!
「今回はベースにラッカースプレーで濃い色を拭いて、そのあとにアクリル塗料で明るい色を乗せていく方法で塗ります。」
ここで塗装初心者、ん?!最初に濃い色塗るの?!となりました。
色鉛筆や水彩絵の具やアイシャドウは、濃い色の上に薄い色は乗りません。最初に黒乗せちゃうとあとは何しても黒です。グラデーションも作れません。
だから最初に濃い色で塗ったらそのあとどうするの?!となったのです。
しかしアクリル絵の具は違うのだ。
絵の具が完全に乾いてしまえば、その上からどんな色でも乗せることができるのだ!黒の上に白乗せることも出来ちゃうのだ!
水彩絵の具のような滲みはないけれども、絵の具の密閉性が高いので発色もいいし、上からいろいろ塗り重ねられるのね!初めて知りました。面白い。
初めて使うアクリル絵の具に最初は苦戦しました。
どのくらい筆に水を含ませれば良いのか、どのくらいで乾くのか、乾いたら発色はどう変化するのか、その上でどうやってグラデーションをつくるのか……ほかにもいろいろわからないことだらけだったので、とりあえずトライ!!あるのみ!!!(笑)
塗り進めていくうちに、なんとなく、ほんとになんとなーーーーく、使い方がわかってきました。
カラフルにしたかったので青・紫・ピンク・黄色をメインにてきとーに(笑)色をちりばめまして。
塗っていくと、なるほどここにエラがあるのかとか、ここのディテールはこうなっていたのか、うしろメカなのか、とか、自然と立体的にアマビヱを捉えられるのですごく興味深い。
そのひとつひとつをどう塗るかすべて自分の思うがまま。いいですね…とても創造的!
もくもくと塗り続けて、なんとか完成しましたねむりんアマビヱ。
たとえうまく塗れないところがあっても、自分で塗って命を吹き込んだものだからやっぱり愛着がわきます。
大切にしたいなあって思えるし、これからよろしくね、って挨拶したくなる。
だから、「塗装は自分には無理」「ハードル高い」と思ってる方も、どうか騙されたと思って一度チャレンジしてみてほしいんです…!!
そしていつか、みんながそれぞれに塗ったアマビヱを並べて、同じようにみんなで肩並べて、カレー食べたいね。
その日が来るまで、みなさん心身健やかに過ごしてくださいね!
ねむりんでした!